原状回復工事の流れについて
原状回復を行うにはある程度の流れを把握してないといけません。単純にテナントが退去するときに、それらの流れを把握していないと次のテナントの状況も測れなくなりますし、不動産会社としても「早く退去してもらいたいのに、それが叶わない」状態に陥ってしまうことになります。まずは手順をしっかり把握して、テナント側も経営者側もスムーズに原状回復に入れるようにしましょう。
解体するときはどうすれば良いのか、問い合わせに関してはどうするのか、現場の調査など様々な原状回復工事の流れがあるので、詳しく説明します。
原状回復工事の流れ
簡単な原状回復の流れとしては、「問い合わせ→申し込み→施行→引き渡し→アフターフォロー」となっています。この手順をしっかり把握しておくと、工事までの流れが見てきて、手軽に依頼することが出来るようになるので、簡単な流れだけでも把握しておくと良いです。
問い合わせ
まず問い合わせですが、こちらは利用したい業者や最寄りの原状回復を行っている業者に直接連絡するという形が一般的です。その時、「物件の所在地、間取り、広さ、賃貸契約内容」などを手元に用意しておくとスムーズに話を進めることが出来て便利です。
現場調査と打ち合わせ
問い合せをしてある程度の話が決まると、現場調査に入ります。原状回復の専門スタッフが現地を訪れて調査を行います。建物の状況や間取り、老朽化具合や設備の解体など詳しく全て見てくれるので、この現場調査である程度のイメージを作ることが出来ます。
施行計画書と見積書
実際に現場調査が進むと、具体的にどのように施工するのかを決める必要が出てきます。次のステップとして、この計画書と見積書の提案があります。原状回復工事の提案やリフォーム内容、リノベーション内容などを具体的に提示してくれる業者がほとんどなので、それに沿って原状回復を進めていきましょう。
発注と着工
計画書内容によって発注した後は、そのまま着工に取り掛かります。ここまでくれば後は業者がやってくれるので原状回復も中盤に差し掛かります。
施工完了とクリーニング
着工すると数日ないし数週間、数か月の規模で施工が完了します。完了した後はハウスクリーニングによって快適な店舗やオフィス、飲食店へと生まれ変わります。入居者にとって納得がいくように、施工内容の確認もここで行われます。
その後
後はどのように原状回復できたのか確認をして、新しいテナントや入居者へ引き渡されるという流れとなっています。その後のアフターケアもしっかりしている業者が多いので、必要なことや不明な点が出てくるとすぐに対応してもらうことが出来ます。
原状回復工事は上記のような流れで行われています。一見すると手順が多くて面倒のように感じますが、業者に頼めば後は話を進めてくれるので、実際に経営側や入居者側が負担になることはありません。快適な原状回復工事で常に新しい日本を作り変えていきましょう。